【知っておきたい不動産知識】「不動産の引き渡しを受ける~引渡しまでの注意点② Vol.30」

By miki, 2021年7月17日

【残金決済と引渡しは同時に】

引渡しに当たっては、買主は残金や諸費用、必要書類の準備をします。
引渡し時までに、不動産会社に十分確認して漏れのないよう準備しましょう。

【引渡し時に買主が用意するもの】

1)準備する資金の例

・物件代金の残金
・固定資産税・都市計画税の精算金
・公共料金などの精算金
・管理費などの精算金
・登記費用(登録免許税、司法書士への報酬など)
・不動産会社への仲介手数料

2)準備する必要書類の例

・住民票(登記申請用)
・委任状(登記申請用)
※住宅ローンを利用する場合には、抵当権設定のために、印鑑証明書や委任状などが必要となります

3)住宅ローンを利用の場合

残金を住宅ローンでまかなう場合は、ローン実行のための準備も怠ってはいけません。
物件の引渡しの場には、売主、買主、不動産会社、金融機関担当者、司法書士などの関係者が集まります。

そして、ローンの実行、残金の決済、登記申請(売主の抵当権抹消、売主から買主への所有権移転、買主の抵当権設定)を同時に行うのが一般的です。
これらの手続きのうち一つでも不備があると、残金決済と引渡しが完了しない恐れがありますので、十分注意しましょう。
こうした残金決済が終わってから、鍵を受け取り、引渡しが終了します。