住宅ローンにおける連帯債務とは?

By miki, 2024年4月22日

住宅ローンではご主人が単独で債務者となって借りるケースが多いですが、希望する不動産の購入に必要な融資が受けられない場合、どのようにしたらよいでしょうか?

①希望する不動産のランクを下げ身の丈に合ったローンを組む
目いっぱい背伸びをして住宅ローンを組んでも、お子様の成長とともに教育費の負担が増加し、家計を圧迫してローンが返済できなくなり破綻してしまったら元も子もありません

②購入時期を遅らせその間に自己資金を貯めて借入を少なくする
よく諸費用も含めて全額借入を希望する方がいらっしゃいますが、自己資金が全くない状態で全部借り入れで賄うというのはいかがなものでしょうか?
最低でも諸費用や引っ越し費用・家具や家電の購入費などは自己資金で賄えるくらいの貯えが必要です

③ご夫婦共働きで奥様が正社員の場合
ご主人を主債務者で奥様が連帯債務者という形の連帯債務型の住宅ローンを利用することにより、借入額を増やすことが出来ます

一つの住宅ローンを二人で組み、二人が同じ債務を負うことになりますから、連帯債務者は主債務者と同じく全額の返済義務を負い、金融機関はどちらにも返済を求めることが出来ます

負担割合により共有の持ち分となります
(例えば、ご主人が持ち分3分の2、奥様が持ち分3分の1 といった具合)

連帯債務型の住宅ローンでは借入額が増えたり、二人で住宅ローン控除が受けられたりのメリットがある反面、どちらかが休業したり失業しても返済が免除されるわけではありませんし、離婚や相続の時にトラブルになりやすいというデメリットもありますので、メリット・デメリットをよく理解したうえで利用することが望ましいでしょう