住替えの実例とその際の注意事項

By miki, 2024年3月29日

先日お引渡しとなったお客様(A様 仮名)は2年前にリフォーム済みの中古戸建を購入しましたが、ご夫妻の通勤やお子様の将来の進学を考え、今住んでいる家を売却して高崎市の物件を購入されました。

全て現金で購入という方でしたら、気に入った物件が見つかったら購入して、それから今住んでいる家を売りに出せば良いので、簡単に住み替えが出来ますが、大半の方は住宅ローンをお使いですので、ローンがあると少々厄介です。

A様も住宅ローンで購入し、ローンの残が1千万円以上ありました。

ここでまず第一のポイントは売りと買いのタイミングです。

知り合いの方などで買いたいという方がいらっしゃればよいのですが、一般の不特定多数の方に売るとなるといつ売れるか分かりません。

折角気に入った買いたい物件が見つかっても、今の家が売れるのを待っている間に売れてしまったらおしまいです。

そこでA様の場合は買いたい物件が見つかったので、ご自宅を業者に買取ってもらうことにしました。

一般の方に売却するよりも金額は安くなりますが、住宅ロ-ンの手続きもないので決済が早くできます。
今回は契約と決済を同日に行う「一発決済」という形をとり、先に売却の決済、次に新規購入の決済(こちらは1ヶ月ほど前に契約を行い、その後住宅ローンの手続きを行いました。)と同日に売りと買いの決済を行いました。

住宅ローンを使う場合は銀行から同日決済を求められます。

第二のポイントは住宅ローンです。
売却価格が決まらないことには始まらず、売却代金で完済できれば問題ありませんが、ローンが残った場合は新規に購入する物件と合わせて銀行が融資をしてくれるかが鍵となります。

A様の場合は公務員で年収もおありだったので、住み替えローンが承認となりましたが、通常の住宅ローンと比べると審査が厳しく、銀行からいろんな条件を求められました。

これは銀行やお客様により条件は異なりますので、先ずは経験豊富で信頼できる不動産業者に相談してみてください。