新築の場合、未完成物件なのか、完成物件なのかで確認できるポイントが違ってきます。
完成物件の場合、実際に物件を見ることができるので、広さや仕様、設備などのほか、周辺の環境なども細かくチェックしましょう。
未完成物件でモデルルームを見学する場合は、購入を希望する物件との間取りや広さの違いを考えながら見ていきましょう。
また、設備が標準仕様ではなく、オプションであることも多いので、しっかり確認しましょう。
中古物件の場合は、新築物件でのチェック項目に加えて、建物の維持管理状況や設備などの傷み具合も確認したいポイントです。
一戸建ての場合は建物の外壁や屋根、建物の基礎や土台を、マンションの場合は外壁や共用廊下などを見て、大きなひび割れや傾きがないかを注意しましょう。
自分では状態の判断が難しく不安な場合は、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所等について、建築士等の専門家に「ホームインスペクション」を依頼する方法もあります。
なお、中古物件を見学する場合は、売主が居住中のこともありますのでマナーに気をつけましょう。
また、設備や内装の汚れや傷、欠陥などに気がついても、後で不動産会社の担当者に相談するといった配慮が必要な場合もあるでしょう。
中古物件を購入してリフォームする場合は、希望通りにリフォームできるかどうかあらかじめ確認しておきましょう。
主に、マンションの場合は、「管理規約」によるリフォームに関する制約を、一戸建ての場合は、法律や条例による制約を確認する必要があります。
さらに、建物の構造上からリフォームが難しい場合もあるので、リフォームを依頼する専門家などに相談するとよいでしょう。