7月16日（土）
不動産を購入する際の資金計画を伺うと、「自己資金がないので全額借入でお願いします。」というお客様がいらっしゃいます。
全額借入も不可能ではありませんし、家具や家電製品などの購入資金まで融資してくれる金融機関もあります。
たまに建売住宅として販売された物件が、販売価格よりも高い値段で売りに出ることがあります。
これは、住宅ローンを借りる際に、物件の他に諸費用やその他の購入費など、多額のローンが残っているため、自己資金がない限りそれ以上の価格で売らざるを得ないからです。
しかし、住宅の購入を検討されている方は、過去の物件価格もよくご存じですから、築年数は経過しているのに売っていた時よりも高いということになり、場合によっては現在販売中の新築物件のほうが安いということもあります。
そうなれば販売は苦戦を強いられます。
数年後に自宅を売却するとは誰も思っていないでしょうが、ローンに頼りすぎるとこのようなことも起こり得るということを肝に銘じておいてください。