【知っておきたい不動産知識】「不動産広告の見方(中古一戸建編)Vol.11」

By miki, 2021年6月13日

物件別の不動産広告のチェックポイントその③は中古一戸建について

1.私道負担
売買対象となる土地に私道部分が含まれる場合、敷地面積と私道負担面積は分けて表示されます。
私道部分が単独所有の場合は「私道負担20㎡」等の面積が表示され、周辺の所有者と共有の場合は「私道100㎡、持ち分5分の1」というように持ち分比率も表示されます。

2.建築面積
建物面積に地下車庫や地下室を含むときは、その旨と面積も表示されます。

3.車庫
「カーポート」とは、屋根と柱だけの簡易な駐車施設をいいます。
「車庫付」と表示できるのは、車を格納できる建物で屋根と壁があるものです。それ以外では「車庫付」、「車可」等のあいまいな表示は禁止されています。

4.建築年月
築○年という表示ではなく、建物が竣工した年月が表示されます。
建築後に増改築された物件の場合でも、竣工時の建築年月が表示されます。
なお、まだ入居者が入ったことのない物件でも、建築後1年以上経過していると、不動産広告では中古物件として扱われます。

5.所在地
物件所在地の詳しい地番の表示を省略することが認められています。
また、広告に表示される所在地は、登記地番によるもので住居表示番号ではありません。登記地番と住居表示は一致する地域もありますが異なる地域もありま
すので、注意してください。