正直な不動産屋さんだから!

By miki, 2023年1月20日

3年前に仲介物件の土地をお申込みをいただきましたが、契約前の調査で近隣の方にお話を伺ったところ、一人暮らしのお年寄りがお風呂でお亡くなりになっていたことが判明しました。

元付業者は売主からそのことは聞いていなかったようですが、再度売主に確認したところ、お風呂でヒートショックを起こしてお亡くなりになり、その後訪問してきたヘルパーさんが発見されたそうです。

勿論そのことは正直にお客様にお伝えし、結局その物件はキャンセルとなり、別の土地を購入し家をお建てになりました。

ところがその近くに変わった方がいらして、犬が泣いただけでも怒鳴り込みに来るので、そこを引っ越したいということで当社にいらっしゃいました。

「そこの土地は地元の不動産業者が売主でしたが、近隣のことについては何も聞かされておらず信用できませんが、アンサーさんは調査をして事故物件であることを正直に教えてくれて、信頼できる業者なので相談に来ました。」とのことでした。

業者が知らなかったのか、知っていたが伝えなかったのかは定かではありませんが、ご近所では有名な人だそうですから近隣の方のお話を伺えば容易にわかることです。

しかし、これは売主や仲介業者ばかりの責任ではありません。買主も大金を投じて一生そこに住み続けるかもしれないわけですから、契約をしようと思った物件については周辺の状況や近隣の方のお話を聞くことが大切です。

ほとんどの重要事項説明には「買主は当該物件の住環境及び近隣関係を十分確認したものとします。」といったような文言が書かれています。

見ただけでは分からないことがたくさんありますので、契約をお考えの方は必ず近隣の方のお話を聞いてください。