不動産の売却を不動産業者に相談すると、業者はその物件の調査と過去の取引事例などに基づき査定金額を算出します。
中には自社で物件を預かりたいがために、根拠のない相場からかけ離れた高い査定金額を出してくる業者がおりますので注意してください。
売却価格は売主様の意向を伺いながら決めますが、ここで大切なことは市場の状況を把握し適正な値付けをすることです。
特に中古住宅については、新築の建売が安いので、少しくらいの差だったら、築何十年も経過している中古よりも、新築を買ったほうが良いということになります。
また、住宅ローンの残債がある場合、それ以下の販売となると足らない部分は自己資金で補うか、ローンを組まなければなりません。
購入の際に自己資金を入れないで、諸費用も含め『全額借入』をすると、建物の価値は年数を追うごとに加速的に減少し、一方で住宅ローンの残高がなかなか減らないという状況になりかねませんので、購入の際の資金計画は目先のことだけではなく、将来的なことも視野に入れて考えてください。