まさか売主様からの破談!

By miki, 2022年3月6日

先週お申込みをいただいた物件のことです

当初4区画で売り出し3区画は販売を開始して間もなく成約となりましたが、最後の1区画が長期間売れ残っていました

旗竿地ですがそれ以外に特に問題はなく、学校にも近く200万円も値下がりし、とてもお買得の物件でそのお客様からお申込みをいただきました

当社は仲介で元付業者は別の業者でしたが、担当者と連絡を取り合い、在庫状況は当然のこと、条件交渉が可能かも確認していました

担当者によれば最後の1区画なので、値引き交渉は可能とのことだったので、80万円の値引きで申込を出したところ、50万円の値引きであれば引き受けるということになり、買主様もその条件で良いということになり元付業者に連絡しました

ところがそれから暫くして、担当者から連絡があり、「売主様から今回の件は破談にして欲しい」とのこと

担当者によれば、売主様はこの物件の隣に息子さん家族と2世帯で住んでいて、これまでも売主様一人では決断できなく、息子さんに相談していたので、担当者も申込みが入った時に息子さんと話をして返事をくれるよう話したらしいのですが、話をしていなかったらしいのです

再交渉で買主様の了解をいただいたので、再度担当者が売主様に話して漸く息子さんに話したらしいのですが、なんとその土地は息子さんのお子様(売主様のお孫さん)の家を建てることになっているとのことでした

同じ屋根の下で生活をしていながら、そんな大事な話を一度もしていないとは考えられませんが、仕方がないので買主様に正直にお話しして、尚且つお詫びの手紙を差し上げました

そして今日お客様からLINEがありました
『先日の件は、三木さんにはなにも非はございませんし、責めるものでもございません。
確かにあの時は嫌な気持ちになって、普通に話せてはいなかったかもしれませんが、今後も土地探しのお手伝いをいただければ大変ありがたいです。
妻も、できれば三木さんのところでいい土地と出会えればと言っておりますし、今後もよろしくお願いします。』

仲介業者とはいえ、今回のようなことはお客様からお叱りを受けて当然のことですが、今後もお付き合いをいただけるとのことで、とても嬉しかったです

そして、何度もメールでやり取りを重ねてきたお客様がご来店になり、土地のお申込みをいただきました

当社は妻とパートの3人でやっているちっぽけな不動産会社ですが、誠実にやっていればお客様は分かってくれると実感した一日でした!