今回横須賀の息子の所へ行ったのは
可愛い孫たちに会いたかったのもありますが
マイホームの相談に乗って欲しいとの依頼があったからです
正月に来た時にそのような話があり
その後いろいろ物件を見たようです
ある大手建売グループの会社で見積をしてもらい
息子から送られた資金計画書を見てびっくりしました!
土地は業者が売主の物件を仲介のため手数料分は値引きになっていました
またこの会社は建築を請け負うので建物も50万円ほど値引きがされていました
検討を始めたばかりの人が100万円以上も値引きを見たら
なんて良心的な会社だと思ったかもしれません
しかし問題はここからです
建物は坪数で金額が決まっていますが
諸経費・付帯工事がとても高く建物の約4割ほどに相当します
そしてトータルの金額は4000万円を超えていました
4000万円からの物件を購入できるのはかなり年収の高い方か共働きのお宅です
とても今の息子の収入では無理です!
計算上は返済比率が30%を下回っていましたが
提携ローンなのでしょうか金利を0.6%で計算しています
金利が上昇したらどうなるでしょうか?
35年間0.6%なんてあり得ません!
また月々の返済は7万円台ですが
ボーナス払いが各20万円になっています
公務員ですからボーナスが出ないということは無いでしょうが
当社のお客様ではボーナス返済を利用される方はおりません
転職してボーナスが出ない会社だったらアウトです!
本来あるべき適正な目安はどうかというと
年収倍率が5倍
つまり年収500万円の人であれば
年間100万円の返済であれば返済比率は20%で
2500万円位の借り入れが無理のない計画です
しかし銀行は住宅ローンを貸したいので
返済比率を30~40%
年収倍率を8倍 位まで貸してくれる場合もあります
折角手に入れたマイホームを手放すことの無いように
資金計画は将来のご家庭のキャッシュフローを見据えて
ご本人が良く考えて無責任な業者に任せきりにしないことが大切です