埼玉県にお住いのお客様が高崎にあるご両親の自宅の処分について
ご相談にお越しになりました
お話を伺うと20年前に家をお建てになられましたが
土地は50年の定期借地権でした
首都圏のような地価の高い地域では認知されていますが
群馬のような地価の安いところでは馴染みがありません
当時は群馬でも某不動産業者(8年前に倒産)が積極的に展開していました
過去にも定期借地権の中古住宅の仲介をしたことがありますが
やはり同じ不動産業者が販売したものでした
メリットとしては土地の取得費が掛からないので
少ないご予算でも住宅を手に入れることが出来ます
ただし毎月地代を払い続け契約期間(50年以上)が来たら
更地にして土地を返さなければなりません
今回の物件についてはご両親がご高齢となり
子供さんが引き取られ空家になったのでどうにかしたいとのことです
一次取得者の方が契約の終了までご自身で完結できるのでしたら良いですが
30歳で取得しても80歳
40歳でしたら90歳ですから余程元気な方でないと難しいかと思います
これは地主さんにも同じようなことが言えます
ましてや地主さんの方が契約を開始する時にはそれなりのご年齢ですから
大半が50年後には代が変わってしまいます
50年もの先は誰しも分かりませんが
その時が到来したらどのように対処するか決めてから実行した方が良いと思います