住宅ローンはマイカーローンや教育ローンなど、その他のローンと比較すると金利も安く税制面でも優遇されています
多額で長期間の返済ですから、余裕があれば繰上返済を行い、期間を短縮したり、返済額を減らすことで負担は軽減されます
しかし、極端な例ですが、有り金をすべて繰上返済につぎ込んでしまったら、急な出費が発生した場合に、(例えば自動車事故で車を買い替えなくてはならなくなった)住宅ローンよりも金利の高いマイカーローンを借りるようになったら、何のために繰上返済したのか分からなくなります
また、契約者は団体信用生命保険に加入していますから、不幸にもお亡くなりになった場合、住宅ローンは保険金で完済されますが、手持ちの現金をすべて繰上返済に充ててしまったら、残された家族に現金はありません
仮に1千万円の手持ちを繰上返済に充てずそのまま持っていたら、住宅ローンは完済され、現金の1千万円は家族に残されます
あくまでも極端な例ですが、返済の際は無理のない範囲で、万が一の時の備えを考えて行いましょう