住宅ローンを使って不動産を購入すると、金融機関がその物件に抵当権を設定し、万が一ローンが返済できなくなった場合のために不動産を担保します。
ローンを完済すればその権利はなくなりますが、金融機関はその登記を消してくれないので、消したい場合は所有者が行わなくてはなりません。
そのまま本人が所有している分には、登記が残っていても問題はありませんが、売却をする場合には抵当権を抹消して引き渡さなければなりません。
売却した代金で完済できれば良いのですが、ローンが残ってしまう場合には自己資金を充てるか、金融機関からの借り入れが必要になります。
また、抹消登記をするためには事前に金融機関に書類を用意していただく必要があるので、2週間くらい前には金融機関にその旨を伝えておかないと、決済の時に抹消登記が出来ないということになり、決済を延期しなくてはなりませんので注意しなくてはなりません。