住宅ローンでボーナス返済を利用する場合の注意点!

By miki, 2021年5月15日

住宅ローンは長期に亘っての返済となるので申込の際は十分な検討が必要です

返済方法には「毎月返済」と「ボーナス返済」がありますが、「ボーナス返済」の単体では申込は出来ず「毎月返済」との併用となります

私が35年前に住宅ローンを組んだ時には「ボーナス返済」併用にしましたが、当時は景気が良かったので毎年昇給しボーナスも毎年増えていったのでボーナスを当てにしてローンを組みました

しかし現在はどうでしょうか?
特に昨今は新型コロナの影響でお勤め先の業績が悪化し、昇給がストップしたりボーナスがカットされたり、場合によっては失業の可能性さえあります

そんな状況の中で住宅ローンを組む場合に一番大切な事は、「そのローンが払えるかどうか?」です

お客様の中には「いくら位借りられますか?」と質問される方がいらっしゃいますが、「いくら位返せるか」が重要です

「ボーナス返済」を利用してもしなくても、年間の返済額は同じですが、利用することにより月々の返済額が減るので、「この位だったら大丈夫」と思われがちですが、お勤め先が優良企業でボーナスが安定して支給されるところだったら良いのですが、ボーナスを期待してしていて支給されなかったらどうしますか?

ボーナスを見込んでの返済だったら、その分を住宅ローン用に確保し、月々の返済に充当するのが賢明だと思います

当社が住宅ローンのお手伝いをさせていただく場合は「毎月返済」をお勧めしています

また、返済が順調に進み資金的に余裕が出来て「繰上げ返済」をする場合、「毎月返済」でしたら1か月単位で出来ますが、「ボーナス返済」の場合、最低限半年間の毎月返済分とボーナス分を合わせた金額を返済しなければならないので、まとまったお金が出来ないと繰上げ返済が出来ないので注意が必要です