余命宣告を受けて4ヶ月で旅立ってしまいました

By miki, 2019年2月28日

妻は上に兄が二人いる3人兄弟の末っ子で

昔から2人の兄たちから可愛がられてきました

その長男が昨日亡くなりました

享年60歳 3月31日で勤めていた鉄道会社を定年退職するところでした

 

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昨年の初冬に癌と診断されたものの

既に末期で本人の意向で延命治療は行ないませんでした

 

近くの住む親戚の方から物凄く痩せてどこか悪いのではないかとの連絡を受け

妻が電話してみて初めて知りました

次の休みに行ってみると頬がこけてそれはまるで別人でした

その前に会ったのが義母の新盆ですから3ヶ月で一機に進行したようです

 

本人が最後の正月になるからみんな集まって年を越したいとのことで

兄弟家族が全員集合しました

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その時はかなり張り切っていましたが1月中旬の検査ではさらに悪化

そして2月5日に入院しました

当初は話も出来ましたが日を追うごとに痛みが強くなり

モルヒネを使うようになってからは日ごとに反応が無くなっていきました

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月曜日の深夜に血圧が低下したとの連絡あり妻が病院に向かいました

医師の言うには一両日かもしれないとの厳しい状況で

その晩は妻は病院に泊まり翌日帰ってきましたが

昨日は定休日だったので二人で行きました

 

目を見開いたまま何の反応もありませんでした

ところが午後看護師さんの回診の時に奇跡が起こりました

それまで何の反応もない兄が突如体を動かし

私たちの方を見て何かつぶやきました

こちらの問いかけにも頷いて答えました

看護師さんも何故そのようになったの分からないと不思議がっていました

 

この分だともう少し頑張れるかもしれないと期待をしながら家路に着き間も無く

兄嫁から呼吸が少なくなっているとの連絡があったと思ったら

直ぐに息を引き取ってしまいました

 

入院前にキャンピングカーを注文しその車が来るのを楽しみにしていましたが

結局乗ることは出来ませんでした